松原慶太

贖罪の松原慶太のレビュー・感想・評価

贖罪(2012年製作の映画)
3.5
小学生女児が体育館で殺される。居合わせたはずの同級生4人は、異口同音に「犯人の顔は覚えていない」と証言する。

女児の母親(小泉今日子)はそんな4人に「あなたたちをけっして許さない」と冷たく言い放つ。

15年後、成長した同級生たち(蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴)の姿を、それぞれ1話完結で描くドラマ。

物語の設定と、序盤の展開はすさまじい。湊かなえの原作と、黒沢清の演出が合体し、見たことのない気持ち悪い映像を作り出している。

しかし終盤(とくに最終5話)で、急に柄の小さなメロドラマになって失速してしまった。
松原慶太

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