小学生女児が体育館で殺される。居合わせたはずの同級生4人は、異口同音に「犯人の顔は覚えていない」と証言する。
女児の母親(小泉今日子)はそんな4人に「あなたたちをけっして許さない」と冷たく言い放つ。
15年後、成長した同級生たち(蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴)の姿を、それぞれ1話完結で描くドラマ。
物語の設定と、序盤の展開はすさまじい。湊かなえの原作と、黒沢清の演出が合体し、見たことのない気持ち悪い映像を作り出している。
しかし終盤(とくに最終5話)で、急に柄の小さなメロドラマになって失速してしまった。