しゅり

贖罪のしゅりのネタバレレビュー・内容・結末

贖罪(2012年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

問題のある生育環境とエミリちゃんの死によって拗れた形で責任を抱えたまま大人になった4人の女性を蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴が演じてるの豪華すぎる 見応えがめちゃくちゃある
だけど物語としてはどの話も、めでたしめでたしの終わらせ方に近い情緒のなさを感じた ひとつもめでたくないけど

てか犯人、香川照之なのはズルすぎる 人殺しの香川照之はもはや安定だしあんな追っかけられたら怖いよ 顔も怖いし動きも怖いし目も怖い、明確な"ヤバイ香川照之"の演技で笑っちゃった でもあんな共感しずらい台詞を言っても「こいつならそうだろうな」と思わせる説得力のある芝居を、やばすぎる技術バリバリの演技でやるってすごいんだけど反則じゃないか?犯人役の香川照之じゃなくて人の形した怪物の役を見てるみたいだったんだけど それは勿論すごいんだけど

あと、そこにあるはずもないあの手紙を、ほぼ廃墟化した薄暗いあそこで、あんな奇跡的な偶然によって見つける場面、私が香川照之なら普通に心霊現象だと思っちゃうし呪いとしか思えなくて叫んで走って逃げるわ 逆にああいうあり得ない偶然が世の中でも意外とたくさん起きていて、でも怖いからちゃんと確認ぜす謎のまま幽霊のせいとして処理されてることが多いのかなと思ったりした
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