桔梗F

凍える牙の桔梗Fのレビュー・感想・評価

凍える牙(2012年製作の映画)
3.2
突如、男の身体が発火、炎上する事件が発生。
しかもその遺体には獣の咬傷が残されていた…。 
この捜査に、殺人課の刑事サンギルと新米女性刑事ウニョンが当たることになった。
サンギルは昇進を逃し続けており、新しくパートナーとなったウニョンを疎ましく感じながら勝手に捜査を進めていく。
やがて、同じ獣による第二、第三の咬殺事件が発生し、連続殺人へと発展…

乃南アサが直木賞を受賞した名作小説の映画化。
数年前の『火車』同様、日本では映画化されておらず…(;_;)※TVドラマ化は天海祐希、木村佳乃主演で二度あり。

同じ女性刑事もので『アンフェア』『ストロベリーナイト』は映画化されてるのに、また韓国に先に(T_T)
まあ、韓国では乃南アサの小説が若い女性の間でかなりの人気という事情がある。

ベストセラーとなった日本でも映画化が難しい要因がある。※大人の事情もある?

1.原作は520ページの長編で二時間足らずの尺では苦悩や葛藤、確執など人物内面描写の良さが出せない

2.原作は直木賞受賞作でミステリー部分より人物描写が評価されている

3.殺人犬と化したわんこを使った特撮やスタントが難しい(°Д°)

本作は多少韓国社会風に脚色されているが大筋は同じ。

ソン・ガンホ投入で話が引き締まり、イ・ナヨンも天海、木村佳乃よりははるかに音道刑事役にマッチしている(;´_ゝ`)あまりに美人すぎる気も…

日本のTVドラマ版よりは格段に質は向上している。「火車」とは逆に(^-^;

残念なところは、原作は「女性刑事」音道シリーズとしてシリーズ化してるのに映画では主役が男のソン・ガンホの方(苦笑)
これは致命的(°Д°)

あと、展開は大体同じなのに原作とラストを変えてしまった(# ゜Д゜)
せっかくの神がかり的号泣ラストが普通の泣かせラストに( ;∀;) 
またしても監督・脚本に問題が(;_;)

後半は犬好きにはうるうる展開になり、わんこの演技はアカデミー賞クラス♪
わんこの演技観れただけでもレンタル代は元がとれた。あそこまで仕込んだ点は評価に値する(*^^*)

人物描写メインの話なんで、どうやっても映画化は難しいのだが、わんこに免じて及第点(^^)

なんか、わんこ映画のレビュー書いてる錯覚が…