ふてぶてしー!!!こういうケビン・スペイシー大好き。
ケビンスペイシー主演の政治サスペンス、ロビイストの汚職を描く映画となれば、そりゃ腹黒スペイシーが見れるってことで。
ロビイストのジャックはブッシュ政権誕生にも一役買っているという大物らしい。
もう、ケビン・スペイシーの演じるジャック、
表情からして、ふてぶてしい、心臓に毛が生えているようなメンタルの強さ。語り口調は、ときにねっとり、ときに早口。もう、全身から「圧」と「うっとうしさ」と「ギラギラ感」が
にじみ出てるのね。
体も鍛えてます!ってイチイチ主張する。
こんな人、周りにいたらうっとーしいだろなー!!!って思うけど、政治の世界でのし上がるにはそれくらいのくどさと強さが必要なのかもしれない。
で、被害者のような役柄かと思ってた人たちも
これまた一癖ある人たちで、クセのあるヤツには似たようなヤツが寄ってくるんだなと思った次第。
騙されてカワイソウと思うよりも、こりゃどっちもどっちだなと思ってしまった。
たたみかけるようなケビンスペイシーの熱演、これだけで最後まで面白く観ることができる。
キレっぷりにも「やりおったな、スペイシー」って感じ。こんなスペイシーを観たかったんだよ!
腹黒&ふてぶてしい役やらせたらNo1じゃないかと思うケビンを存分に楽しめる映画でした。