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ムーミンのmitakosamaのレビュー・感想・評価

ムーミン(1971年製作の映画)
3.1
69年版の第1期ムーミン第7話「さよならガオガオ」のブローアップ版。
大塚康生のキャラクターデザインが個性的で可愛い今シリーズ。

だが、原作者から大不評だったんだと。
東京ムービーが原作者トーベ・ヤンソンに提出したのがこの7話。コレをみて「私のムーミンじゃない」と言われる始末。結局東京ムービーは2クールのみになり、残り3クールは虫プロが引き継ぐことになった曰くの一作だ。

何故に?何故にこんな縁起の悪い1本をブローアップ版にチョイスして映画館で流したのか???全く持って謎だよ。

話は、竜巻に載ってやって来たドラゴンの子供ガオガオが、ムーミンと仲良くなるも他の人が怖がる始末。
実際に大きくなったら巨大な竜になり危険だとわかり、別れを迎えるというもの。

冒頭、遊園地が出来てその担当者ヘムレンの就任式が行われる。(遊園地っていうかどうみてもただの公園なんだけど。)
ムーミンは虫取り網でチョウチョを捕まえる途中にガオガオに出会う。
別れのシーンで、最初警官たちがガオガオを檻に入れ車で捨てにいこうとするが、逃げられ、ガオガオは独自で竜巻に乗って帰る。

原作者は虫取り網も自動車も嫌だったみたい(笑)世界観ちゃうやんって。

ムーミンがノンノンの出かける支度に待っていて、女の子を待つ純朴な男の子像を表現しているシーンがある。このシーンに代表されるように、ちょっと俗っぽい人間味が売りだから、原作者の望む独自の世界観のファンタジーとは路線が違うのは明白なのよね。