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フタバから遠く離れてのmakoのレビュー・感想・評価

フタバから遠く離れて(2012年製作の映画)
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《2018#104》

3/11の深夜に放送されていたので録画して今日鑑賞しました。

東日本大震災による原発事故で故郷から遠く離れ避難生活を送らざるえなくなった福島県双葉町町民の9ヶ月の記録。

東京電力福島第一原子力発電所がある町。双葉町では全域に避難指示が出され1400人が250km離れた埼玉県の廃校へ移った。

こういう事実があったことを知りませんでした。放射能汚染の為に故郷に帰れなくなった人々の憤りや悲しみなどを知ることができました。

七夕の短冊に“ふたばにかえりたい”と書いてある短冊がいくつもあり胸が締め付けられました。子供が書いた拙い字だったのだ余計にグッときました。

この中で印象に残った言葉がありました。双葉町長が言った「原子力発電所の功罪」。原子力発電所ができる前は出稼ぎに行かないといけない町だった。でも原子力発電所を誘致したことによって潤った時代があった。でも今では誘致したのは間違いではなかったかと。
そして一番印象に残った言葉「原子力にまみれていない東京が栄えた」。
原子力によって発電された電気は東京へと送られた。原子力発電所がある双葉町は震災で放射能により町を出ていかなくてはならなくなった。

考えさせられるドキュメンタリーであり、双葉町を知ることができ観て良かったと思いました。

これは評価するものではないと思ったのでスコアはなしにしました。
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