とろん

ペンギン夫婦の作りかたのとろんのレビュー・感想・評価

ペンギン夫婦の作りかた(2012年製作の映画)
3.5
面白かった。あゆみと暁江の周囲も良いひとばかりで、平日で仕事終わったあとでも安らかな気持ちで観ることができた。かつ、出てくる料理がめっちゃ美味しそう…これ、レシピ本とか出ているんやろうか。砂肝をにんにくと一緒に茹でてタレをからめて食べるやつとか、水餃子とかパパイヤの炒めものとか作ってみたい(そしてもちろん「石垣島ラー油 お取り寄せ」で検索した)。ご飯を食べるシーンがたくさんあるけど、『かもめ食堂』とか『マザーウォーター』とか『南極料理人』とかよりストーリーの流れがしっかりしているのが、良かったです。ただストーリーを進行させる上で仕方がないのかもしれないけれど、帰化申請を担当するお役人さんが、いきなりガチギレしたり冷静になったりしてじわじわきた…仕事上のストレスが、きっとハンパないんやと思うことにしよう。
あと、暁江があゆみに「ぼくはきみと同じ名字になりたい。それだけだ。それだけだけど、それがとても嬉しい」って云ったシーンはうらやましすぎてのたうち回った…石垣島は住むとしたらそれはそれでたいへんなことが多そうだけれども、すごくいいな、と思えた。
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