1979年イランのアメリカ大使館人質事件の際に決行された、奇想天外な救出作戦を緊迫感たっぷりに映像化。実話に基づく脱出劇、なかなか体験できないほどのドキドキ感を味わえ、クライマックスの空港シーンは、緊迫感で吐きそうになる程でした。なお、若くて痩せててカッコ良かった頃のベン・アフレックも心ゆくまで堪能できます。(これホントに！)
ベン・アフレックの演じた主人公トニー・メンデス氏は実在したアメリカ中央情報局の職員。予断を許さない情勢のイランから脱出出来ずにいる6名の外交官を、架空のSF映画『アルゴ』のスタッフに扮装させ、厳戒態勢のイランから脱出させるという命懸けのミッションを単独潜入し敢行。己の危険を顧みず、利他的行動をとれる尊い人間性に、この上ない敬意を感じました。
なお、波瀾の人生を経験されたトニー・メンデスさんは2019年1月に78歳でお亡くなりになられたとのことです。慎んでご冥福をお祈り致します。
