muninn

アルゴのmuninnのレビュー・感想・評価

アルゴ(2012年製作の映画)
3.5
実話ベースの映画はこういった事件モノが当たりやすい気がする。理由は単純でフィクションを織り交ぜやすいから。今作はその特性を非常に効果的に活用している。劇中で作戦決行以降の緊迫感を生んでいる描写のほとんどはフィクション。観客もここはフィクションだとわかって観ている。ただこれらの描写があるのとないのではラストのカタルシスが大違いなのでベン・アフレックの判断は大正解だと思う。史実とフィクションの絶妙なバランスが本作をエンタメ作品へと昇華させている。

他のユーザーの感想・評価

ゆうや

ゆうやの感想・評価

4.0
主演の「見た目阿部寛の中身が松田龍平」みたいな絶妙な演技をする彼が監督なんかい!
そして『AIR』の監督の人なんかい!!

エモーション抑えめな不思議くんだけどどこか親近感は感じられるような主人公の演技のディレクションどうやったんだろう?と思いながら見てたけど監督本人だからこそ実現できたのかい。
ヒヤヒヤドキドキ、緊張感すごくて祈るように見入った。
エンドロール見ると、再現度がかなり高いのがわかる。すごい話だ。おもしろかった。
原作を読んだ後に本作を観たのが2014年、なんだかなーとあまりよく思わなかったという感覚的な記憶だけがある状況で、2023年5月公開『エアー』をきっかけに再観賞。

おもしろーい(^^)

当時の私の原作を読んだメモは以下の通り。

「当時のイランやアメリカの状況、CIAの歴史など読者が事前知識を持たないであろう情報で外堀を地味に地味に埋めて行き、後半2/3くらいから脱出作戦の描写がはじまる。が、前半に情報を入れてもらえたおかげで、作戦の奇想天外っぷりとスリルがより伝わる構成。」

本作はもういきなり革命、イラン民衆が大使館襲撃。
恐らく原作の丁寧な説明が無いことが気にいらなかったのだと思うが、もはやその原作を読んだ記憶がゼロ状態で本作を観たら、結果はなんとなく覚えていても、とにかくテンポが良く加速的に心理的スリルが盛り上がり、面白い!

史実よりちょいと映画向けに内容を面白く盛ってるということもネット上の情報でいくらでも確認出来るが、その盛り具合も絶妙なので、本作の各シークエンスが事実か否かを調べても面白いと思う。
じょり

じょりの感想・評価

4.0
1979年11月。革命で荒れるイランの民衆がアメリカ大使館を占拠し、職員を人質に取る事件が発生。そのうち6人の職員はカナダ大使の私邸に逃げ込む。そこでCIAのメンデスは、6人を救出するため突飛な計画を立てる。

ベン・アフレック監督、主演作品。
作戦名:アルゴ作戦。

うわー超面白い!バザールやラストの緊張感もの凄い!!これ実話ベースなんだもんな😆

この映画でアメリカとイランの関係性などを知れるね!

緊張が走った瞬間の俳優さん達の表情がとても印象に残る。
イラクにいる駐米大使を助けるノンフィクション映画。毎度毎度試練があり、ハラハラ、ドキドキする!
Aina

Ainaの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

かまいたち山内のおすすめ映画。
在イランアメリカ大使館が占拠され、捕まえられた人質を、映画のロケハンだと偽り、脱出させる話。命懸けやのに、救出作戦の内容がめっちゃシンプル!アクションいっさいなしで、最後までドキドキ、、!!!トニー・メンデス役の ベン・アフレックさんがめちゃめちゃにかっこよかった。
M

Mの感想・評価

-
ベンアフレックがずっと渋くてかっこいい。前髪ありもええやんって感じ。
実話なのすごすぎる。カナダ大使優しすぎ。政治的な背景も分かりやすく描かれていて、見やすい。そして静かに進んでいくのにハラハラする。
エンドロールも実際の写真が出てきたりと、興味深い。にしても人質6人に似た役者集めたなあ。

というか、ベンとケイシーって兄弟だったのね…!!(今?)
sugi

sugiの感想・評価

4.0
偽の映画作戦と聞いてなんだそれと思っていたが、想像以上に規模のでかいストーリーだった。
事実を元に描かれた作品ということもあり、緊張感がすごい。
めちゃくちゃおもしろかったー!!結末分かってるのにおもしろい映画はすごい。もっと早く観とくべきだった、ほんとにおもしろい!
Uni

Uniの感想・評価

3.7
最後までハラハラするぅ
実際はあんなギリギリじゃないと思うけど、どうなんだろ
次、カナダが標的になったりしなかったのかな大丈夫なん?
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muninnさんが書いた他の作品のレビュー

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3.6

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