信じられないけど、実話ベース。
ベン・アフレックが監督、主演をつとめ、彼の魅力と才能が活きた作品。あの突飛な解決策を思いついたのも、彼ならありそうだなと思えた。それだけ自然体で役にはまっていた気がする。ブライアン・クランストンもいい役で、顔のしわですらカッコよく見えた。
人質救出という政治的な内容からいつでも見れる内容ではないけれど、映像の切り替えを上手く使って緊迫感を盛り上げるなど、何度みても感動がある。
中東の人達をみて反射的に怖いと思ってしまうのは、顔の濃さに加えて言語が判らないからなんだろう。人間、判らないものは怖い。ペルシャ語(ファルーシー語)のシーンに訳がないから、あの緊迫感とドキドキ、追い詰められていく感じにリアリティがあって、結末が判っているにも関わらずかなり焦った。言語が判る人が見たらどう思うのか興味がある。
最後にモデルになった実話が語られる場面、フィギュアを使ったり、魅せ方がうまいなと。ジョン・グッドマンはモデルにそっくり。最後の最後、クレジット直前に本人の声で語られるのもよかった。