アカデミー賞作品賞受賞作。
当時、ベン・アフレックの才能が新たに世界に認められた映画。
在イラン米国大使館占拠事件が起こった1979年。秘密裡に前代未聞の人質救出劇が行われた。実際の出来事とはびっくりで、その救出劇とは偽映画を企画し、救出チームとロケハンに来た撮影クルーに仕立てるというもの。
前半は政治ドラマと映画屋のユーモアで楽しませてくれ、後半は緊迫感続く極上のサスペンスを見せてくる。
ベン・アフレックの物語の語り口はどことなくイーストウッドを意識しているような気がするが、まだ彼は若い。これから真の名匠となり得るのだろうか。