ほんっっとうに良い映画。
香港版ニューシネマパラダイスですね。
大人になる前からある一家で60年間家政婦として生きた桃さんとその家族(主に主人公の映画プロデューサーの独身中年男)の絆。
脳卒中で倒れて一時的に半身麻痺になってしまってから、もう家で家政婦としては自分は働けないからということで、介護士を雇うという主人公の案を却下し自分の金で老人ホームに入ると言う。まあ結果的には全然お金足りないので主人公が大金出して老人ホームの個室部屋を用意するわけだが。
初めは地獄の牢獄にしか見えない老人ホームも、段々と人間関係が生まれていく感じはすごく良い。主人公もしょっちゅう会いに来てくれるしね。
でも孤独な老人もいたりして、複雑な心境になる環境だ。
常に家政婦としての立場を崩さない桃さんが何とも言えない。でもそんな感じでも家族との絆の深さはとてつもなく伝わってくる。
主人公がすげえ優しい奴。桃さんのこと大好き。
何でこの人が独身なのか。単純に仕事忙しいからかな。
人の喜怒哀楽全てが詰まったヒューマンドラマの名作だ。
やっぱ実体験を元にした脚本ってのが大きいのかな。本当に素晴らしい映画なのが伝わってくる。
随所にあるユーモアのセンスも抜群!笑