サミー

桃さんのしあわせのサミーのレビュー・感想・評価

桃さんのしあわせ(2011年製作の映画)
4.2
これは実直なる秀作です。
公開時に見たのですが、自粛期間中に改めて見直しました。
良作映画というのはやはり再度見ても良いものです。

派手さはなく物語の凹凸部分もそれほど大きいわけではありませんが、とにかく人間の根幹や本質というものをしっかりと描き出した映画です。

時には心が深く傷つき、重くのしかかります。


「個人的な感想」
今の時代は自分が将来どうになるかなどわからないものです。どのように清く正しく生きても。
ですからかくありたいなどというものは言い切れないと思います。
すそれでも人でありこれまで人生を生きてきたのですから、最後は不満がない良いようになりたいものです。

家族・子供たちがいるのにずっと昔に老人ホームに入れられて、当の家族は海外移住をして逢いに来たことはなく、預けられた本人も院は自分の家ではないと痴呆になりながらも言い続ける。
老人ホームに病に侵された娘が入居していて、そんな娘さんにさらに高齢の母が会いにくる。
これらに対して私は言葉をつむげません。
サミー

サミー