観察映画、いろいろ出てくるなあ。他もおもしろいけれど、これは相当おもしろい。
平田オリザ率いる劇団を映すドキュメンタリー。観察映画第3弾。
繰り返される稽古。経営という現実問題。平田オリザの分かりやすい演劇講座を挟みながら映される演劇の世界は厳しいように見えた。
「クリエイティビティだけではやって行けない世界」を観ていたつもりが、演ずることの本質みたいなものが現れる瞬間を提示され「ああ、そうだったのか」と泣きそうになった。
演劇には映画との共通点も多いように思われ、映画好きにも感じるところが多い作品なのではないか。おススメ。