荒野の誓いの作品情報・感想・評価

上映館(3館)

「荒野の誓い」に投稿された感想・評価

つぐみ

つぐみの感想・評価

4.0
2014年の年間ベスト二位が「ファーナス 訣別の朝」なんですけど、監督のスコット・クーパーがまたベイルを主演に撮るとのことでめちゃくちゃ楽しみにしてました。

娯楽性は皆無、愉快な作品では無いし、別に選民思想でも何でもなくて、映画を年間何十本も見る人が「そろそろ次は硬派なやつ見るか」と選ぶ類のものです。
「ファーナス」も万人ウケからは縁遠かったけど、スコット・クーパーは稼ぐ気は無いんだと思う、絶対これ儲からないもん笑

でもベイルをはじめ、ロザムンド・パイクもジェシー・プレモンスもベン・フォスターも出演を熱望したんだろうなあと一目でわかる役への入り込みぶり。職人芸が過ぎる。あとティミーはあっという間に退場してしまうけど、キャリアを重ねる上で美しさは必ず壁や足枷になってしまうだろうなと思った…頑張ってね!!

メッセージはいたってシンプルで、ヘイトが何も生み出さないことに尽きるんじゃ無いだろうか。
とはいえ、やはり開拓民が先住民にひどいこをしてきたのは確かなので、「過去を振り返らないでいよう」というのは随分勝手な言い草というのも分かる。でもやっぱり作品には作り手の主観が反映されて然るべき、全くのニュートラルってのは実現しないから私はこのラストでいいとは思うけど。

時代設定が近いから「ニュートン・ナイト」のマコ兄にめっちゃ似てる(どちらもノーラン’sヒーローですしね)けど、感情が無になってしまった最後の表情には鳥肌が立ちっぱなし。この監督は演者のいい顔を撮る人だなーーー
こじ

こじの感想・評価

4.2
クリスチャン・ベイルと

ロザムンド・パイクの

演技の間がいい!

銃声音がよくて

銃撃戦に迫力がある。

ニューメキシコ州の雄大な自然が

西部劇の世界に入り込める。
553

553の感想・評価

3.9
傷付けてくる人を恨みたくなる。
直接的に自分が傷付けられたわけではなく、家族や恋人が犠牲になった場合は特に、心のやり場に困る。

恨んでいたい人と協力せざるを得なくなり、複雑な思いを抱えたまま隣人になるなんて想像も付かなかった。

自分の主張を通すことばかりを優先して相手を恨んでいる限り戦いは終わらない。
正義と悪の二つに分類することは出来ない。
情を抱いていた人が一人ずつ命を落とし、墓を作りながら歩みを進めるのしんどい。

シャラマン族の長の人、ネットで調べて出て来た写真にそっくりだった。
marusan

marusanの感想・評価

3.5
先住民と白人の争いの後の悔恨と許し、融和が描かれた今のトランプ政権下のアメリカで作られるべき映画って感じがしました。
暗く重いトーンで笑顔がほとんどない作品ですが美しい画作りがされていて朝日の差し込む林の中を馬に乗って進むシーンの美しさが心に残りました。
クリスチャン・ベイル、ロザムンド・パイク二人とも素晴らしい!
イエロー・ホークの葬儀の後の惨劇に心が痛みましたが駅でのラストに救われます。
令和元年(2019年)11月6日(水)
於:広島サロンシネマ
評価:④
*白人とインディアンとの抗争をベースに、復讐、敵意、恐怖、友情、和解、理解といった様々な心情を盛り込んだ重厚な人間ドラマとして見応えがありました👍
また、映像がとても美しく素晴らしかった👍(撮影は高柳雅暢とクレジットされていました❗)
前に進もう

最初から最後まで重く苦しい映画。
だけど、映画としての満足度が高く、余韻が凄く心地良い。
人間の心の変化をすごく丁寧に描かれた映画で、彼らに感情移入せずにはいられない。
凄く良い映画観たなぁ~。と思いながら劇場を後にした。

インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務める騎兵大尉は、かつて宿敵関係にあり、寿命僅かなシャイアン族の酋長と その家族を、部族の所有地があるモンタナ州へ護送するお話。

ロードムービーであり、その途中で、コマンチ族に家族を惨殺された妻、インディアンを殺した囚人が加わり、コマンチの追手、いくつもの困難が待ち受けている。
旅が進めば進むほど、死人が増えていき、その度にお墓を作る映画でもあった・・・。
1本の映画で、お墓を作るシーンを何回も観たのは初めてかもしれない。
それぞれに物語があって、それぞれに悲しみがあり、旅立っていく。

前に進もう・・・。いつまでも過去に囚われていては、前に進めない。
後ろばっかり振り返っていても、良い事なんてなにもない。
憎き相手でも、いつかは手を取り合わなくてはならない日がくる。
時間はかかるけど、じっくりと向き合えば、相手の事が見えてくるはずだ。
まずは、赦すこと。それが一番大事なのかもしれない・・・。

種族なんて関係ない。
どれも同じ人間。
手を取り合うことで、時代は少しずつ変わっていく・・・。
megさん

megさんの感想・評価

4.2
重く苦しい。
他の方が書かれたレビューにうなづくばかりで自分では書けません。
殺し合い失うばかりの絶望にあって仕事より敬意だなぁと。
苦しいけれど優れた作品でした。

余談① ティモシー・シャラメ出ていました。
② 最後「乗るんかーい」って思ったよ。
いち麦

いち麦の感想・評価

5.0
深い憎しみを抱えた者同士が、生死を共にした個々の時間から互いに理解し尊敬の念を抱くようになる…彼等の心が変わっていく様子がじっくり丁寧に描かれていて引き込まれた。特に終盤のメッツ曹長の経緯が胸を揺さぶる。人間の心のしなやかさを見せる素晴らしいドラマ。傑作。

このレビューはネタバレを含みます

出ました、今年ベスト級
めっっっっちゃくちゃ良かった
いやー西部劇って本当に良いですよねぇ

チャンベがかっこいいんだ
ロザムンド・パイクと静かに心を通わせるあの距離感がたまらなく好き

そして列車に乗り込みドアが閉まるラストで号泣
胸に刺さる素晴らしいラストだった
ドア閉まるエンディングに名作多し

前に進もう
私の一部はあなたと共に死ぬ
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