李

SHAME シェイムの李のレビュー・感想・評価

SHAME シェイム(2011年製作の映画)
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セックス依存性の兄と恋愛依存症の妹
寝落ちしてしまったくらいには静かな作品。朝起きたら映画終わってたよ🥱

2人の過去、関係性には一切触れず、淡々とした描写。だから、感情すら感じられずただただ作業のようにするブランドンに感情移入をするのはなかなか至難の業だけども、寂しさとか孤独を埋めるために行為に耽る彼を見ているのはなんだか悲しかった。したところで心の隙間は埋まらないだろうし回を重ねる毎に虚しさは増す… 悪循環過ぎるけどだからといって打開策も思いつかないし…(現実的には通院が良いと思うんだけど) 絶望感、焦燥感に駆られる彼の姿が余計に辛い。そこへ来た、愛情を常に求め人に感情をぶつけることができる妹。孤独でないと生きられないブランドンと孤独では生きられないシシー、対照的な2人だからこその交流描写も哀しくて印象的。人の温もりとか愛とか、普通の人が感じられる感情を1日でも早く得て欲しいな〜、

兄に感情移入が出来るか否かで評価分かれそう。人肌恋しいの強化版だと思えば良いのかな? ↑にも書いたけど、発病過程とか兄妹の関係性(会話見てると2人の過去に何かありそうだし)に関しての説明描写をもう少し付けてくれたらもっと良かったのになぁとはちょっと思っちゃうよね。よく分からない部分が多々🥱
李