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バッファロー’66のberryのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
4.0
かなり面白かった。

ストーリーとか登場人物がかなりブッとんでてもはやコメディw
それでもキャラクターとか心情の変化とかがよく表されてるし、演技もリアルだから引き込まれた。あと編集の仕方も遊び心があって、昔のアニメーションを観てる感じ。
カメラワークとかヒロイン像から監督が変態なのがわかる。(主人公も脚本も監督も同じ人なんだ…)

初めはダサさの極みでクズな主人公に嫌悪感しか抱かないけど、どんどん同情してしまうし、なんなら最後は好きになってしまう。ハンサム。
女の子は「ペネロピ」の女優。
水色で統一したファッションとか、ムチムチした身体とか、純粋そうな感じとか、魅力的だと思った。歳のわりに母性溢れる感じ、危険な男にハマっちゃうタイプだな… 主人公のことを「世界一優しい人」って言ってるけど、どちらかと言うと「世界一気が弱い」人に見えた。
2人が距離を縮めていく様を見るのが楽しかった。

結局女の子のことは名前以外謎だったし、あの主人公が普段(気が張ってない時)どんななのかとか、2人が出会ったことによってお互いどう変わっていくのかとか、
「もっと知りたい!」「もっと2人を見たい!」って気持ちになった。
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