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バッファロー’66のbutasuのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
3.0
あまりにオシャレ。ヴィンセント・ギャロ、凄すぎないか。監督・脚本・音楽・主演だってよ。

全部のカットがポスターになりそうなレベルでオシャレ。ギャロとクリスティーナ・リッチは本当にフォトジェニックだし、いちいち構図や小物や背景が凝っている。そして回想や場面転換に使われるあの独特な手法。4人の食卓のシーンを3人ごとに角度を変えて撮影しているシーンも好き。いやぁこりゃ凄いわ。

お話としては割とめちゃくちゃ。登場人物はウザいやつばかりなのだが、最終的には何だかホッコリするハートウォーミングなところに着地する。ギャロの演技が繊細で、主人公の孤独からくる不安や傲慢さを見事に演じていた。

とにかくギャロのセンスと存在感が爆発している作品。この映画が好きだって言っておけば映画通っぽい。
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