Lizettte

バッファロー’66のLizettteのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
4.0
登場人物のキャラクター、ストーリー、映像としての表現の仕方、どれを取っても中毒性が高くてハマる人は超ハマるだろうな、というのがよくわかる。"愛に嫌われた不器用な男が愛に愛される話"というだけでも思い入れを持たざるを得ないボンクラはたくさんいるはず。かく言う私も例に漏れずそう。緊迫感だけで進めずに"本人は本気だけれども周りは笑ってしまう言動"を混ぜ込み続けるが故に、ラスト5分では衝撃とかそんな外的なエモーション以上の深い安心感を得ることができる。クリスティーナ・リッチの天使感だとか細かい映像描写の新鮮さ、など、もっと書きたいことはあるけれど、もう語り尽くされてるだろうから私からはこれぐらいにしておく。
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