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バッファロー’66のmikenekosのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
3.9
登場人物にまともな奴が一人も居ない不思議な映画。カメラアングルや演出も少々変わっており、この作品特有の不思議な雰囲気を更に際立たせている。主人公は神経質で怒りっぽく、相当の変わり者。両親に居もしない妻を紹介するとのたまい、見知らぬ女性を誘拐して妻を演じさせるほどの変人である。話が進むにつれて、なぜ主人公の性格がここまで歪んだのか明らかになるのだが、それを踏まえてもレイラの寛容さは異常極まりなく、クリスティーナ・リッチの可愛らしい外見と相まって、まさに天使のようだった。結末も良い。面白かった。
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