バッファロー’66の作品情報・感想・評価

「バッファロー’66」に投稿された感想・評価

Kota

Kotaの感想・評価

4.9
“最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた”

大好きな映画。年に数回は観るし、観るたびに良くなっていく不思議な映画。ヴィンセントギャロの才能が全て詰まっている。CGも無く派手でもなくこんなにも緩くて静かなのに面白い映画を今まで見たことがない。

舞台は60年代ニューヨーク州バッファロー。いきなりトイレを我慢するビリー(ヴィンセントギャロ)のシーンから始まりそのまま近くにいたレイラ(クリスティーナリッチ)を婚約者として家族に紹介するために誘拐。ビリーの実家は本当にヴィンセントギャロの実家である。そして特に好きなのが4人が食卓を囲むシーン。普通ならば会話に合わせて肩越しショットで撮るところを彼はあえて映像学のルールを破り、1人の視点に合わせ3人が見えるショットを回している、誰もがこのシーンを見た時に一度は違和感を感じるだろう。だが4人が互いに仲が良くなく、三人見えてれいば会話が成立する事を表現するのには完璧なショット。

レイラ役のクリスティーナリッチも不思議な魅力を終始感じさせる。彼女じゃなかったら成り立たないだろうなぁ。彼女はほとんど自分の事を語らない。ただ、ビリーが話している時ビリー本人よりもレイラがただ頷いているだけのクローズアップが何度も写しだされる事で、彼女の包容力や優しさを表現している。それだけで十分。実際ギャロも彼女が自分の事を語るシーンを撮ってはみたが全てカットしたみたい。

そしてラスト5分。結末に触れるので細かくは言わないけど、あの5分が素晴らしすぎる。人と人が出会ってほんの少しだけ世界が明るくなる感じがたまらない。好きなラブストーリーは?と聞かれたら間違いなくこれを挙げる。
is

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2.4
みんなすきだよね
選曲がいい。クリスティーナ・リッチぽっちゃりしてるがかわいい。レイアウトやアングルが狙いすぎだが、ギャロの美意識と情熱が全部ぶっこまれたような作品。
Kinakosan

Kinakosanの感想・評価

3.7
おしゃれ映画の代表のように、私の若い時は扱われてましたが、今見ると、なかなかのインディーズ感。それがおしゃれと言われる所以なのかな。

ビリーめっちゃやな奴、笑。自己肯定感が絶望的に低いからだな。クリスティーナ・リッチがとても可愛い。少女と、母性が同居してる。

ただ、愛されたい、情けない男の恋の話。
最後まで、ビリーはダサい訳なのですが、あのウキウキした顔、観ると泣きそうになる。

ハッピーエンド‼️
TactOno

TactOnoの感想・評価

4.0
不思議と中毒性の高い映画!
chachan

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4.5
学生の頃に見た映画の中でも一際鮮明に覚えています。大好きな映画。繊細なのにクレイジーなギャロと可愛くて天真爛漫なクリスティーナにやられてしまいます。
切なくてクレイジーなのに、どこか優しくてピュアな気持ちがあふれてる映画。
全体的にグレーがかった映像の中で赤いブーツがよく映えるなー。男版アメリと言われるのも納得。ほっこりラストで良かった。
後味良い。トイレ全然行かれへんくて、コーヒーをめぐる冒険ならぬトイレをめぐる冒険かと思った。そんなんないけど。付き合ってるわけじゃないのに、あの2人を見てるとドキドキ?する。汚い性欲とかなくて、ただただクリーンな関係性のような気がして、好感がもてる。たまたまさらった女がめっちゃ良い人で、ビリーは幸運やなぁ。女のことはどうでもいいとか言いながら、ベッドのシーツを気にするとこに繊細さが出てる。最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた-最後は天使と天使やったね。

ロッカーの暗証番号は、32-17-21
まな

まなの感想・評価

4.2
思春期にこれを観たのは失敗でした。
学生時代、周りで付き合ってるお子ちゃま達が可哀想になる程、純愛を知った気になってしまう映画です笑笑


クリスティーナリッチがね。
エルサみたいですっごくチャーミング。
あの肉感は何にも代え難く、たまに丈の短いワンピースを伸ばす仕草が可愛すぎて可愛いすぎて。

でもなによりヴィンセントギャロの
神経質で孤独で感じやすい、ガラス細工みたいな男に日本の女なんかはコロッといくんでしょうな。

他人の代わりに受刑し、ムショをでたばかりの気の弱い主人公が
決して愛情深くはない両親に逢いに行く
でも適当についた、結婚してる。って嘘の為に
女の子を拉致するんですね。
最初は自分と違う天真爛漫な一挙一動にイライラしちゃうんですけど
一緒にいると、深い海みたいな彼女の愛情に気付いてく

ってな内容で、恋愛してる方より
相手が欲しい方!!明日借りてください!
カメラワークをはじめとしてアーティスティックな雰囲気が強く、愛せる作品

端的に言うとダサくてマヌケでモテなくてどうしようもないビリーが生まれて初めて愛に触れるだけなんだけど、
その描き方にすごく才能を感じました
所々微かに笑えるところもあるから辛気臭くないし描写が新鮮で意外に飽きない
薄暗い部屋でポップコーンとメロンソーダ片手に観たい好みの作品
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