バッファロー’66の作品情報・感想・評価・動画配信

「バッファロー’66」に投稿された感想・評価

なんと言っていいかわからないけど不思議で奇妙な映画だったというのは間違いない。

破滅的なナイーブさが、ひとつの恋によって昇華した。
出所した男がトイレを探し回って女と出会う。心ときめくロマンスでも、ありふれたボーイミーツガールでもない。誘拐と脅迫で始まったダメ男と天使のありえないラブストーリー。

金なし職なし女なしの粗暴なビリーに序盤でたっぷりと嫌悪感を覚えた。マイナスからスタートしたからこそプラスへの振り幅が大きかった。

口は悪いが子供っぽく、キレて怒鳴るも手は出さない。がさつに見えてナイーブで、前科もんだが罪はない。

いつからダメ男になったのか?彼の人生を遡るとタイトルにぶつかった。

66年、ビリーが生まれた年に優勝したフットボール・チームが、後に彼の人生を狂わせる…。

親に愛されなかったから、人への接し方や愛を知らない。本音で話し合える対等の友もなく、憧れだけが胸に宿る。

そんなビリーに対して、レイラの生い立ちはまるで見えない。なぜダメ男に寄り添い続けたのか?

逃げなかった理由はストックホルム症候群ではない。好きになった理由は夫婦を疑似体験した役割演技効果ではない。レイラもまた孤独だったのかもしれない。そして、彼の優しさを見抜いた…。

都合良すぎだ。こんな天使いないだろう。レイラはギャロ監督の願望なんだろうな。

レイラのタップダンスが良かった。
ベッドで硬直したビリーが良かった。

スクリーン中央からサイズアップする別ウィンドウで回想シーンを見せ、妄想シーンは逆にサイズダウンさせる手法はなかなか面白い。フィルムのざらつき、アングルや構図、色味が好きだった。

燃える復讐心は愛される喜びで浄化される。ココアとクッキーにほっこり。
K

Kの感想・評価

4.8
5年の刑期を経て出所してきたビリー。仕事で家を離れ、両親に結婚したと偽っていた彼は、実家に戻るため通りすがりの女・レイラを拉致する。

不器用で無骨、子供のまま大人になりきれなかったビリーの幼さ残る純粋無垢な愛の形。それが愛おしくて愛おしくて堪らない。レイラの前でも友人の前ですら無駄に虚勢を張って威張り散らかすビリー。序盤だけでは彼に対して嫌悪感しか抱かないのですが、実はただの小心者で鏡の前で自己嫌悪に陥ってるシーンでは、あまりのヘタレっぷりに逆に可愛いとまで感じます。
そしてそんなヘタレ男を支えてくれる”The 女神“ことレイラ。強制的に親の所に連れてこられ、最初は嫌がっていた彼女でしたけど、ビリーの過去や素性を知るにつれ、彼に惹かれ従順なまでに妻を装います。ただ惚れたからという理由で何処までもついてきてくれて、時には恋人の顔をしたり、時には母親として彼を優しく包み込んでくれたりとまさに完璧な女神様。好きな人にここまで尽くしてくれる彼女なんてそうそういないし、心の底から羨ましい、そして彼女がここまで尽くしてくれることにあまり恩恵を感じていないであろうビリーが妬ましいとさえ感じました。
初々しい恋にキュンキュンするタイプの人なので、必然的に☆高めになります。
あさと

あさとの感想・評価

3.0
主演・監督・脚本をヴィンセント・ギャロが務めた人間ドラマ。刑務所から釈放されたばかりの男が女性を連れ去り、妻に成りすますように強要するというストーリー。

1998年の映画にしては質感が古いし、ストーリーや演出も荒削りな感じがあったが、これがヴィンセント・ギャロの個性なのかな?と思った。

乱暴な男が最後にはイイ男になるというストーリー自体はあまり好きじゃなかったが、ヒロインのクリスティナ・リッチがチャーミングだし、ヴィンセント・ギャロの不器用な感じもなんだか好感もてたので、そこはよかったです。良くも悪くも手作り感がすごい映画でした。
ヴィンセント・ギャロが監督、脚本、音楽、主演を務めた映画。

最初はこんな横暴な男について行く女いるか?と思ったが観ていくうちに主人公のビリーの純粋さや不器用さ、愛情表現が苦手だが本当は優しい所などにどんどん惹き込まれていった。ボーリングでストライクを取って喜ぶところとか微笑ましい。とても魅力的な人に見えた。
対してレイラも自分の考えをしっかり持ちながらビリーの愛情に答えていく。二人の異質な関係が最後はとても愛の深い、心地よいものになっていた。

ラストシーン周辺で友人のグーンに謝った時のグーンの返しに思わず泣いてしまった。本当に理解してくれてる人ってこういうこと言ってくるよなって。

撮り方も面白く固定カメラを多く使っていた。小津安二郎の影響らしい。色味もグレー系だがそれがとても映画にマッチしていた。劇伴もプログレからイエスの楽曲を使ったりとかなりハイセンス。
映画の魅力が詰まった作品。
cococoppi

cococoppiの感想・評価

4.0
最後のシーンの銃のとこからベタな感じにきたから少し落ちたけど結果的にカワイイと思えたストーリーだからこれはこれで有りな終わり方なのかなー!
最初は冷たく接してたけどなんかそれも可愛く思えてしまった、、。

っていうかクリスティナ・リッチが女性として全て羨ましいもの持ってる、、✨
金魚

金魚の感想・評価

4.2
昔この映画が好きだと言ったら男性に「ああ、なんかかわいそうなラストのやつだよね?」と言われて

この人と心が交わることはなさそうだと思った記憶。
あー

あーの感想・評価

-
なんかもっかいみよう、という気になってる。クリスティーナリッチかわいいなー。
Cem

Cemの感想・評価

5.0
Blu-ray買ったから久しぶりの鑑賞♥*。

恋愛映画 なんばーわん。これから先もずっと変わらない
オシャレで可愛くてキュンキュンする、完璧

この頃のムチムチなクリスティーナ・リッチが1番好き
こんなにも不器用だけど愛らしい男いる!?無性に恋愛したくなる
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