ゆうら

千年女優のゆうらのネタバレレビュー・内容・結末

千年女優(2001年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます


2017年 DVDで視聴
この映画に出会うまで15年もかかってしまっていました。
現実での目標・憧れを追うために映画という虚構の中で生き続けた一人の女性の話。
「千年かけても逢いたい人がいます」と「その愛は狂気にも似ている」の二つのコピーを持っており、それぞれ表面上(ストーリー上)の主人公と本当の主人公の姿を表していると考えます。
自分が生きてきた虚構は最初は目的に対する手段だった。が、本当に愛していたのは、というところが最後の一言に集約されひっくり返ります。
ストーリーはもちろん映像表現・音楽も素晴らしいです。(あえて言えばポスターの主人公が本編よりずいぶん太って見えますが...)
映画やドラマ、アニメ、小説など虚構の物語を愛する人すべてに見ていただきたい自分にとって至高の一本です。自分がアニメ好きであり偏見が無くて本当に良かったと心から思えた映画でした。
ゆうら

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