「パーフェクトブルー」「東京ゴッドファーザーズ」「パプリカ」が大好きだけど今敏監督の作品で見落としてたこの一本。いやー、作画もキレキレで2000年代傑作アニメ映画の一つと言われるだけある。完璧。
老境を迎えた大御所女優へのインタビューからキャリアを振り返る、地味だと思っていた内容で、ここまで今流行りの「没入感」的なものや、何度も観たくなるような構成、現実と虚構の間をぐるんぐるん振り回されるマッドな感じが味わえるとは思わなかった。
解釈の分かれる締め方に、人生とは、恋愛とは、と観た人と語りたくなる。観てよかった。