呑芙庵

千年女優の呑芙庵のレビュー・感想・評価

千年女優(2001年製作の映画)
5.0
アニメーションらしいアニメーションの部分と、べたっとした背景との組み合わせなどがとてもいい、「動く絵画」のよう。「絵の具をのせる」という作中のセリフも相まってよい。監督ってそういうもんですよね〜、今監督、と言いそうになる。

『パプリカ』を最近観たので思ったことかもしれないけれど、あの縦横無尽さと正反対に、動きが基本真っ直ぐ、直線。(四六時中走っているので当たり前なのかもしれないが)こう最後まで動きが真っ直ぐ貫徹されているとグッときちゃう。真っ直ぐに走り続けるのが人生の時の流れのようで、また回るフィルム🎞のようである。

おじさんは生粋の観客で私たちはおじさんのように映画を何度もみてくんだよな.....とエモい気持ちになった。女優は銀幕に、雪景色の中に、スクリーンの中に永遠になる。

北海道に行く→月面、「まって」の月はやはり満月か?

糸回しが金曜ロードショーのフィルム回しおじさんに似ていて笑ってしまう。糸回しはもちろん時計もだけど、映写機も意味してると思う。車輪が(人力車とか自転車とか)機能している、輪廻や時の流れ、映画全体を通底するテーマがうまくでてると思う。要素的だけど。個人的に🚲のとこめっちゃ好きだった

とくに林の中を駆け抜けるところで「のがれららないよー」みたいに妖が笑うところはダサくて笑える。妖と家政婦はなんか関係あるんだろうか。

奥様大異変ですよ、だいいへん!とわざわざいれてくる冒頭かなり気になる。それとも妖婆が家政婦だとミスリードさせるための要素か?冒頭で顔をがっつり見せる仕掛けもギャグってだけなのかな。

モデルは原節子なのだろうが、どうして藤原なのかが少しきになる、藤花だし。掛け合いの役は多分杉村春子だろう。監督は小津?わからない。汽船の上での近づきながら交互のショットはあれは何かのオマージュか?

5.29サークル上映会