えっっっ
今敏おなじみのイマジネーション溢れるセンスオブワンダーな語り口にほわほわしてたら、、、
すごいすごいすごい。絶句した。
あってもいいはずの台詞がないことで想像力を掻き立てられ、あの後なんて言ったのだろうと観客に委ねるタイプの話がある。
その一方で、なくてもある意味成り立つかもしれない台詞をちゃんと言うことで、あれはどういう意味だったのだろうと謎を深めてくるタイプの話もある。
後者の方で物語を成り立たせ、なおかつ余韻を出すなんて相当難しいと思う。
下手したら「言わせ過ぎ」とか「解釈の余地が狭まる」という危険性がある。
そして鍵となる台詞をいかに「これは謎なんだ」と観客に立ち止まらせ「解きたい」と思わせられるか。その塩梅には絶妙なセンスが問われる。
すごい。勝負してる。すごい
初見時はその時の気分に合わなくて10分もしないうちに中断したけど、最後まで観た今回はえぐりにえぐられた。
人を好きになることは結局(自分の意思とは関係なしに)種の保存・本能から来るシステムに過ぎないのか?だったらそれに手ごめにされてるマジョリティはなんなの?そんなもんに絶対従ってやるもんかバーカバーカ!って思うモテなさの最果てにいる俺みたいな人。
「外側」にいる(と思ってる)みそボンのような人。
ロマンチックが好きな女性。
ロマンチストの男性。
陽キャも陰キャもみんな楽しめるよ!
絶句するか腑に落ちるかは人による。