あまりにたるみ過ぎて賭博やレジャーに明け暮れ、全員微笑みデブレベルに堕ちた部隊が、甘い汁を吸い続けるために上官をごまかし続けるという話。
最初は軍隊のポリスアカデミー的なノリの映画かと思ったが、小ネタが案外面白い。新開発したホバー戦車が砲弾を打って、足元の摩擦がないため何かにぶつかるまで無限に後退し続けるのは本当に面白かった。いいアホアホ映画である。
こういう映画の場合、脈絡なく小ネタが続くと流れがぶった切られるような感じになってしまうが、脈絡ないようで案外きちっとストーリーを踏まえたギャグも打ち込まれているからよい。こんな話でヘリをバンバン飛ばしてせんしゃをがんがん走らせるの本当ばかばかしくていい。
wikipediaによれば興行収入も評価も軒並み低いようだが、不思議だ。B級映画なので興行収入は仕方ないとして、低評価なのはわからんなあ。Filmarksではそこそこのスコアなので、時代によって再評価はされてきているのかなとは思うが…。
案外パロディ臭が少なくオリジナル感があるのも好感が持てておすすめだ。
