大口真神

コクリコ坂からの大口真神のレビュー・感想・評価

コクリコ坂から(2011年製作の映画)
3.9
1963年の横浜。
下宿でもある小松崎家を切り盛りする「小松崎 海」は、今朝も海へ旗を掲げる。
海の通う海南学園では、部室棟であるカルチェラタンが取り壊しの危機に瀕していた。
その最中、海は新聞部の部長である風間俊と出会うのであった。

公開日に劇場で観て以来の再鑑賞。
歌が多い作品で、開始早々朝ごはんソングのスタートでびっくり。

50数年前の横浜が描かれていて、舗装されていない道やオート三輪、テレビからは坂本九の歌。
あとスーパーじゃなく八百屋さんでお野菜を買うなんて今じゃもうあまりないですよね。
すごく懐かしくて、そんな生活に憧れてしまう自分がいました。
とくに先輩や目上の方への敬意の払い方は気持ちが良かった。

途中、主人公の海ちゃんがメルって呼ばれていて、メルって何やと思っていたらフランス語なんですね。シャレオツ。(あだ名がフランス語とは偏差値高そう)

主人公の海ちゃんがなかなか可愛い。凛々しくて健気で芯の強く、料理も出来る。
個人的に好きなキャラクターでした。(もちろん一位はもののけのエボシ様!・・・いや、ナウシカかなぁ、でもクシャナもいい、いやフィオも・・)

お話はシンプルだけど、それを取り巻く雰囲気が素敵な作品で、初めて見たときより好きになりました。
大口真神

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