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コクリコ坂からのkazu1961のレビュー・感想・評価

コクリコ坂から(2011年製作の映画)
4.2
▪️Title : 「コクリコ坂から」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2011/07/16
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : 第38回日本アカデミー賞
最優秀アニメーション作品賞
🕰Running Time:91分
▪️Appreciation Record :2020-235 再鑑賞
▪️My Review
この舞台の時代1963年、同時期に生まれた私にとってはとても共感性の高い大好きな作品ですね。オリンピックを翌年に控えた昭和の高度成長時代、みんなが上を向いて生きていた時代でした。
本作中にもある、坂本九の『上を向いて歩こう 』、ガリ版刷り、賑わいのある商店街、新しいものがどんどん生まれた時代、“当たり前だのクラッカー”のダジャレ、彼女との荷けつ、授業のエスケープ、その全てが懐かしく、その時代なんですね。
観てる私自身が、自分にもそんな青春があったような気がしてきたり、自分もそう生きてきたと共感して思えるそんな映画です。再鑑賞する度に年齢と共に共感性が増してくる、そんな作品です。
監督は、『ゲド戦記』以来、宮崎吾朗が約5年ぶりに演出した作品です。吾朗監督のデビュー作『ゲド戦記』は、厳しい評価が多く寄せられました。しかし、この「コクリコ坂から』は、なかなか心に沁みる良作でした。ジブリ映画といえば、とにかくファンタジーものが多いですが、この『コクリコ坂から』ではファンタジックな要素は一切ありません。 16歳の少女と17歳の少年の愛と友情のドラマと、由緒ある建物をめぐる紛争を軸に、真っすぐに生きる高校生たちの青春をさわやかに描いています。
主人公となる少年少女の声を担当するのは、長澤まさみと岡田准一。企画・脚本は宮崎駿。さまざまな価値観が交錯する戦後の高度成長期を背景に、その時代を生きることの意味・価値を見つめていくストーリーが心に響きます。
物語は。。。
東京オリンピックの開催を目前に控える日本。横浜のある高校では、明治時代に建てられた由緒ある建物を取り壊すべきか、保存すべきかで論争が起きていました。高校生の海と俊は、そんな事件の中で出会い、心を通わせるようになりますが。。。
この映画のテーマの男女の恋愛だけではありません。親子、それも父親と子の関係というのも大きなテーマです。海の視点からは、これ以上ないほど父を慕い会いたがっている少女の映画でもありますよね。

▪️Overview
「なかよし」(講談社刊)に連載された高橋千鶴・佐山哲郎による少女漫画をスタジオジブリが映画化。宮崎駿が企画・脚本、「ゲド戦記」の宮崎吾朗が同作以来5年ぶりに手がける監督第2作。1963年の横浜、港の見える丘にあるコクリコ荘に暮らす16歳の少女・海は毎朝、船乗りの父に教わった信号旗を海に向かって揚げていた。ある日、海は高校の文化部部室の建物、通称「カルチェラタン」の取り壊しに反対する学生たちの運動に巻き込まれ、そこで1学年上の新聞部の少年・俊と出会う。2人は徐々にひかれあっていくが……。海役に長編劇場アニメ声優初挑戦の長澤まさみ。俊役は「ゲド戦記」に続き2度目のジブリ作品参加となる岡田准一。(引用:映画.com)

声の出演は、長澤まさみ、岡田准一、風間俊介、風吹ジュン、香川照之ほか。
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