おときち

コクリコ坂からのおときちのレビュー・感想・評価

コクリコ坂から(2011年製作の映画)
3.1
金曜ロードショーで観た私がバカだった。
放送時ではなく録画しておいたのを鑑賞。


東京オリンピックを翌年に控えた1963年の横浜。
今(2020年)と一緒だ。本当は今年だったけど。
第二次世界大戦終戦からまだ18年。朝鮮戦争からも13年。
まだまだ戦争の影響が色濃く残っていた時代なんだな、と改めて実感。

原作マンガがあることも知らず、あらすじも時代背景も知らずに観たので、想像していた話とだいぶ違って驚いた。もっとキラキラしたジブリ版「アオハルだなぁ、おい」みたいな映画かと思ってました。まぁ青春ではありますが。


部室棟「カルチェラタン」の描写が好き。あそこに関わっている男子生徒がみんなかわいい。青春してんな!ってなる。だからこそもっと色々な部活のことも見てみたかった。哲学部に入部希望。

見てみたかったといえば、コクリコ荘の住人のことももっと見たかった。特に画家さん。あの油絵(だよな)存在感あったし。
90分ぐらいの映画なので、もう少し長くなってもいいから、少し深掘りしてくれたら嬉しかった。

相変わらず料理が美味しそう。アジフライ食べたい。
でも、歩くときの動きとか、カットが変わるたびにパンから入るのが多いのが気になったり、横顔が変に見えたりっていうのは私がケチをつけ過ぎでしょうか。


昭和30年代後半の街並み、自動車、駅や鉄道などなどの雰囲気が良かった。


***


金曜ロードショー。「本編ノーカット」はいいけど、ラストシーンからさぁエンドロールに、っていうタイミングでバッサリ切るなよなー。
「えー」って声出た。エンドロールも本編だろ。余韻を楽しませてくれ。
時間いっぱいなのかと思ったら『青くて痛くて脆い』の告知企画とかやるぐらい時間余ってるし。まぁエンドロール流すとそこで離れる人多いんだろうからしょうがないのかもしれないけど、「えー」ってなった人もたくさんいると思うんだよな。
地上波はもういいから、BSで放送してくれ。