このレビューはネタバレを含みます
なんとも奇妙な映画です。
まず主人公たちのキャラや設定が独特で興味をそそられます。
手持ちカメラやジャンプカットなど、ラース・フォン・トリアーを思わせる演出と、時折現れる強烈なバイオレンス描写に加え、数々の謎をはらんだ展開に引き込まれっぱなし。
そして迎える後半の超展開!まさかウィッカーマンばりのカルト教団が出てくるとは・・・。ほとんど投げっぱなしに見える衝撃のラストは様々な解釈ができそう。
考えてみるとそれまでのシーンにヒントらしきものが散りばめられていたようで、恐らく正当な解はないのでしょうが、観終わったあとにいろいろ想像を膨らませられる自分好みの映画でした。
最後にデカデカと「KILL LIST」って出てくるってことはやっぱりキル・リスト=キリストってことなんだろうか。