ホイットモア大統領

アメリカン忍者のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

アメリカン忍者(1985年製作の映画)
4.0
古本市で本作のパンフレットを見つけて以来、俺の中の忍者欲を刺激してきた1本。

ショー・コスギ主演『燃えよ忍者』に始まる、キャノン・フィルムズの「ニンジャ・シリーズ」第4弾(!!!)。
そして本作は、日本未公開・未ソフト化のものを含めると、5作目まであるらしい(!!!!!)。

ストーリー:
フィリピンの米軍基地を幾度となく襲うゲリラの正体は、米軍の武器強奪を目論む武器商人の用心棒の忍者軍団であった!!
だがある時、忍者軍団を退け、大佐の愛娘を救った記憶喪失の新米兵士がいた。彼の名はジョー。かくして彼は米軍と忍者軍団の板挟みの中、戦いに身を投じていく。

まあ、ストーリーは『ボーン・アイデンティティー』を5000倍薄めたものですよ。
でもその代わり熱い展開は5000倍で、プラスマイナスゼロになるから許されます。

例えば、新人いびりに合う → 挑発される → 返り討ちにする → 「お前は仲間だ!」
みたいな厨二展開がてんこ盛り!!
武器商人邸にあるSASUKEのような忍者養成学校も良かったなあ。

そんな中最も心踊ったのが、青眼の金髪マッチョ、ジョー演じるマイケル・ダディコフ VS. 謎の髭のおじさん、黒星(ブラック・スター)忍者演じるタダシ・ヤマシタの一騎打ち。
映画マジックでちゃんと「アメリカン忍者」になるジョーと、片やレーザー光線など、アイアンマンもビックリの多彩な武器で対抗する黒星の忍術戦は必見!!いや、そもそもこれは忍術なのか!?

テンポよし、景気の良い爆発ありで、『コマンドー』がお好き?結構。ではますます好きになりますよ。