si

私の叔父さんのsiのネタバレレビュー・内容・結末

私の叔父さん(2012年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

連城三紀彦原作、細野辰興監督で期待したが、うーむ…。

原作が素晴らし過ぎるので、ある程度は贔屓目に観るつもりだったのに、それでも微妙な仕上がり。私の解釈と違うバランスというのもある。娘は母親と同様に本当に自分が好きな人と連れ添えなかったモヤモヤを叔父さんにぶつけて、もっと正直になれよ、とああいう行動に出る訳だから、原作になくとも娘の失恋描写は必要だったんじゃないか?映画版は、なんか本当に叔父さんに恋してるように見えるバランスなんだよな…。
かなり忠実に原作を映像化してるのに、ラストもちょっとだけ違うから、余計に違和感を覚える。

それにしても、5枚の写真の見せ方はやっぱり難しいよなあ。劇的にすると陳腐だから、敢えてのあっさり演出なんだろうけど。

ただまあ、長い横移動自転車シーンは良かったな。
si

si