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カインド・ハートのtransfilmのレビュー・感想・評価

カインド・ハート(1949年製作の映画)
4.6
イギリス映画。
貴族階級を捨て、イタリア人歌手と駆け落ちした母親が
ダスコイン一族から冷遇される。
貧困にあえぐ母の姿をみていた息子が、一族に復讐を誓う・・という、イギリス人が好きそうな犯罪映画です。
ブラックコメディといえば、そうなのかなと思う。
個人的にはコメディというほどそこまで笑えなかったけど、
単純に話としてとても面白かった。

わかりやすいのにありきたりじゃない。
すごくまとまってるけど、先が読めない。

という感じで、脚本がとても洗練されている感じだなと思った。
なんとなくだけど、"脚本が洗練されている"という点で、
ビリーワイルダーみたいな映画。という印象を勝手に感じました。すごく良かったのではないかと思う。

復讐を誓った息子は、いろんな意味でなかなかダーティな男。ラストも、たとえどんな選択をしたとしても・・。 でした。
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