みい太郎

サニー 永遠の仲間たちのみい太郎のレビュー・感想・評価

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)
4.2
「良い映画」「素敵な映画」とは片耳くらいの情報で鑑賞。良い映画の評価どおり、案の定静かに静かにいつの間にか涙が溢れてました。

リズムもいいし、現在と過去のスライドが絶妙にうまい。違和感なくスーッと入ってくる。音楽の使い方も綺麗。子役と大人役のリンクも自然な俳優さんを使っていてるし、なかなか旨い女優さんばかり。観てるだけでホンワカ、尚且つわくわくした。

国こそ違えど映画の中で流れる音楽やあの時代の感覚なんかは遠からず共感できる世代で(^_^*)当然日本の方が民主化されてるんで…この時代より上の年配の方々にまで共感できる幅があると思います。

淡々と観ながら不思議な所で涙が出てて驚いた。個人的にも映画の中の彼女達の様にやんちゃや恋や数え切れないおふざけや…自分の思い出とオーバーラップして。携帯もプリクラも無かったけど日々何が楽しかったのかよく笑い、つまらない小競り合いがドンピシャ(^_^*)

自身の実際の日々想い出はほとんど忘れてるけど(^_^*)映画の中の彼女たちの感情だけがスーッと流れ込んできて…気付いたらすでに泣いていたというマジック。

残虐的な物や猟奇的な作品のイメージが強い韓国映画。
そんな中でオリジナル脚本のこうゆう映画をみるとあー日本映画はこんなタイプの映画作れないなあ…こんな芝居ができるメジャーな沢山の女優さんいねえなあ…とガッカリする。漫画は優秀だけどオリジナルは負けるなあーと。それくらい素敵な脚本でした。
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