ぺんじん

サニー 永遠の仲間たちのぺんじんのレビュー・感想・評価

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)
4.4
うっ、ううっ…これはグッと来ちゃうよな…
主人公は結構良いとこに住んでるマダム。そんな彼女が病院で闘病中の旧友と会ったことにより、彼女たちの学校時代の昔の仲間を集めようと奮闘するのが大筋の物語。
現在から1980年代の過去へのフラッシュバックのシーンがどれもつなぎ目を感じさせない部分が素晴らしいし、女子高特有のワーキャーあり、小さな縄張り争いありの感じが結構コメディで描かれているのが微笑ましくって良い!「サニー」の仲間たちもそれぞれ性格が違うって部分もきっちり描かれていたし、そこから現在の姿を予想して考えるのも楽しかった。
あとこの映画もそうだけど、韓国映画はコメディでも当時の政治的状況をきっちり入れてくるのが(今作ではかなり戯画的だけど)やっぱり強いよなぁという感じがする。日本のリメイク版も気になってはいるけど、政治的な部分はなさそうだしね。
後半は主人公と娘の関係が描かれなくなってしまうところもあるし、結末も含めてかなりご都合主義的な部分はあるのだけども(まぁ大人の世界の解決方法ってこんなものかも)、最後のダンスシーンでは思わず号泣!全然お涙頂戴の暗いシーンでは無いのだけど、「サニー」のメンバーのそれまでの人生がオーバーラップしてきちゃって、明るい曲とダンスなのにもう堪らない…前が見えない…
昔仲良かった友達に思わず会いたくなる作品!是非!
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