ボンドレイク

八仙飯店之人肉饅頭のボンドレイクのレビュー・感想・評価

八仙飯店之人肉饅頭(1993年製作の映画)
5.0
 衝撃度、自分史上マックス。もう映画史上最凶なんじゃっっ。

 閲覧注意とはまさにこの映画のこと。

 ド畜生なド傑作。こんな言い方、不謹慎じみているかもしれませんが ...

そんな美味そうに喰らいつくなって!笑笑 やっぱ人間って美味しいのかも、と 思いかけること間違いなし笑 

 マジ モノ感が 漂いまくっております。
 期待した以上のモノがたんまり詰まってて 困っちゃう〜 

 すべての事象に倫理なんてものはすでに存在していない。
 殺人鬼、陰惨な殺害シーン、地獄のリンチ、レイプ、この映画のコメディリリーフだって笑...
 この映画が始まった途端に私達は そんな おぞましい 別世界へと送り込まれてしまうのです。
 そう、アンソニー・ウォン様という怪物の 強烈パフォーマンスショーに...

 80年代90年代香港映画を象徴する シンセタム、シンセサウンドが特徴の 劇伴も 今作のせいできっと トラウマに笑

 今作はなんてったって アンソニー・ウォン様。
  私の大好きなジョン・ウー様を「あの人はもう終わった」とか 許せないことを言ってくれちゃってる(笑) 怪優ですが、この鬼畜映画を さらに鬼畜たらしめたのは このお方の 怪物演技のおかげでごさいましょう。
 あれはたしかに モノホンのサイコの目つきだった。

 それとはもちろん対照的な 夜遊び好き警察部長を演じた ダニー・リーさんはというと笑
 あんた、良いとこ持っていきすぎでしょ!と言いたくなるくらいの役どころ。
 脳筋や間の抜けたやつらばかりの警察署内で一番マトモそうな顔してばっかだったり、饅頭食べんかったり、ホステスな美女を警察署に連れてきたり笑笑 
 この映画をプロデュースしてるからってやりたい放題しすぎでしょ笑笑

 さすがに、終盤で待ち構えていやがった 一家大虐殺地獄絵図は ギリギリのところで 私の体が耐えきっていた。
 あの一連の場面は もはやホラーだった。
 最後じっくり近寄ってきた血まみれのアンソニー・ウォン様が きちがい顔で「一人も残さねぇ」とかいって 手を伸ばしてくるのには、震え上がったね!!
 あの子役たちは絶対トラウマ植え付けられたでしょっ...

 観たあと体が痛くて痛くてたまらなかったので、これから観ようという皆様はお気をつけくださいっ。

 あと、現在出回っている 日本国内盤DVDは 画面の左右が切れている わ 画質酷いわで 気になる方がいらっしゃるかも。
 私は私で悪夢をみてるみたいで好きでした笑
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