FrankTannock

ジェシー・ジェームズの暗殺のFrankTannockのレビュー・感想・評価

5.0
核となる自分が無くて、誰かに認めて欲しくて、理想の人間を求めるがあまり、理想だった人物さえ否定してしまう。最も純に憧れを抱いて、崇拝していたからこそ、対象の人間的欠陥が目についてしまい酷く憎んでしまう。
最大の理解者であったはずがいつのまにか憎悪だけになってしまった。
アマデウスでサリエリがモーツァルトを殺したように、ボブはジェシージェームズを心から尊敬し、崇拝したからこそ銀の銃で彼を撃ち殺したのだと思います。

ロジャーディーキンスの撮影、ニックケイブの音楽、ケイシーアフレック、ブラッドピット、サムロックウェルによる名演が詰まった傑作
FrankTannock

FrankTannock