《The World ofティム・バートン》
【バートンらしい両極な世界観】
チョコレート、ポップでカラフル、キュート、ファンタジーな世界観。チャーリーがかわいい。
一方で、ギスギス、ドロドロ、過去のトラウマ、陰湿。子供たちが毒々しい。ウォンカも残酷。
どこまでが原作のカラーかは知らないが、ティム・バートン色の両極端なテイストがやばいぐらい濃い。
【視覚的には好きなバートン色】
ヴィジュアル面はとても素晴らしかった。CGもよく出来てた。工場もそうだが、チャーリーの家など目に見えるモノ全てがファンタジー。お菓子からインスパイアされた工場内も独創的で食欲が湧いてしまう 笑。
【ただ、ちょっと物足りない】
「子供たちが1人ずつしゃしゃり出ては脱落、そしてミュージカルが始まる」そんな、律儀に順番を守り繰り返される展開は、さすがに４人続くと流れ作業。
ただ、一番残念だったのが、ウォンカのねじ曲がってしまった価値観が作品のメインテーマのはずなのに、それを正す終盤の重要な出来事が割と一瞬だった事。これはすごく物足りなかった。
【総括】
ヴィジュアル面では文句無しに素晴らしい。ファンタジックで独創的な世界観。また、監督特有の毒がある描写も嫌いじゃない。しかし、特に後半の内容自体が少し物足りなく感じてしまった。
ウンパルンパの俳優さん、撮影期間長かっただろうなぁ。この人、「スタートレック」のキーンサーも演じてたんだー。
チョコレートを事前に買って鑑賞しました 笑。
