現実逃避帰国準備

チャーリーとチョコレート工場の現実逃避帰国準備のレビュー・感想・評価

4.5
『2001年宇宙の旅』を観て、『チャーリーとチョコレート工場』を思い出したのでレビュー。

ミュージカルは苦手なんだけど、なぜか子供向けのミュージカル映画は楽しめる。子供ってしょっちゅう歌ってるからかなあ。特にうちの娘、小さい頃、息するようにずっと歌ってた。最近は歌うの減ってきたなあ。大人向けの映画で、大人が突然歌い出すと、せっかくストーリーにのめり込んでたのに、冷めてしまって全部嘘っぽくなる。

『チャーリーとチョコレート工場』は一見子供向けなんだけど、皮肉たっぷり、子供には分からない、大人だからこそ楽しめる要素が盛りだくさん。

スポイラーアラート↓



『2001年宇宙の旅』の猿のシーンや、『サイコ』のシャワーシーン、KISS、クイーンやビートルズのパロディは、それらを知っている大人だからこそ笑える。それらを知らない子供達にとっては、あのシーンは「???」だろうね。

父と息子の確執からの和解というサイドストーリーは、監督ティム・バートン自身を反映しているのか、『ビッグ・フィッシュ』にもある。

7年前に子供達と鑑賞。