このレビューはネタバレを含みます
【1972年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
山田洋次の「民子三部作」第二作。広島県呉市を舞台とし、高度経済成長に呑まれる一家を描いている。
山田洋次はノスタルジーの作家だ。それが今では時代…
石船という、石を船で運ぶ家業から
鉄工業へと職替えをするために、
ふるさとを離れる家族の物語
オープニングから、もはや苦しさと厳しさで胸が苦しくなる
こんな小さな、しかも古い船で運べる
石って、…
淘汰されるものたちの物語り。
何うして皆んな、此んないゝ処を去つてしまふのか。其の答へが此処に在る。
都会に、資本に、大きなモンに吸収せられ、村々は一つに収束されてゆく。凡ゆるものが判りやすく、…
石舟が積んできた石を落とす時の傾き方がすごい。転覆するのかと思った。この当時から大きなものって何だろうといわれてて、今も現在進行形でどんどんグローバル化している。人間はハチやアリ同様、集団で社会を作…
>>続きを読む時代の流れに取り残されていく様子がなんとも切ない、その中でも食べてくために変化しなければならない。いつの時代もそう。
前作「家族」と同様のキャスト。
見慣れた役者なのに完全にそこに住んで暮らしている…
瀬戸内で石の運搬を生業にしている夫婦。真面目で働き者だけど高度成長期の波に飲み込まれ…。民子三部作の前作『家族』同様、時代に取り残される井川比佐志と倍賞千恵子夫妻。
ほんのちょっと昔まで、農民の子…
Amazonプライム松竹+で視聴。
移りゆく時代の流れに逆らえない、どうしようもない悲しみが何とも切ない。
娘さんがウルトラマンエースのオープニング歌っているのがやたら印象的だった。てことは19…
時代の流れとか大きなモノには勝つことができないと言うけれど、その大きなモノってなんなのか。なんで大きなモノには勝てないのか。
渥美さんが寅さん以外演じられないなんて誰が言ったのかなぁ。とてもそんな…
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