えびちゃん

悲しみよこんにちはのえびちゃんのレビュー・感想・評価

悲しみよこんにちは(1957年製作の映画)
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映画に没頭しだした大学生のころ(約10年前!)にDVDを購入したものの、ずうっとしまったままでした。(2回引っ越しているのに残っててすごい!)
原作は1954年に出版。作者のフランソワーズ・サガンは当時なんと18歳!瑞々しいタッチで描かれた文章に感動したことを覚えている。
映画もとても良かった。
現在と1年前の回想を交えて展開される。主人公のセシルが17歳の頃はカラーで、悲劇が起こったあとからはモノクロ。終盤、鏡の自分と見つめ合うシーンは取り返しのつかない、深い後悔が伝わってきた。
せっかく南仏が舞台なのでもうすこし風景の美しさがほしいなともったいなく思ったりした。
ジーン・セバーグのヘルシーな美しさが印象的。アンヌも年齢にあったオシャレで美しくて素敵だった。衣装のドレスはジバンシィ、納得。
オープニングクレジットもとてもおしゃれ。OPもポスタービジュアルも日本人版画家のスガイクミさんなんだって!
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