イラン・イラク戦争(1980ー1988)の最中に起きたホッラムシャフル解放戦(1980年10月6日ー1982年5月24日)がモチーフ。
平和なときは恋人同士だったふたりが敵味方に分かれて争っているのを描くことで、戦争にリアリティを与えてる。
「ここで埋まって待ってて」は、かなり斬新。
土中から除く不自由な視界が、戦争の本質を暗示している。
鍋が熱かったとかどうでもいいことをプロットにしてサスペンスを盛り上げてるけど、鍋が熱かったからどうしたっていうんだろw
歩み寄っているのが敵のイラク・バース党側で、味方のイラン側はそれをはねつけるというどっちに正義があるのかよくわからんことになっている。
完全足手まといの妹を守るためにこっちはほぼ全滅になるのもすごいし、生き残ったのが主人公のふたりというのも斬新だった。
いやあ、すごいね、これ。
面白かったです。