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ザ・ビッグ・ワンのkikoのレビュー・感想・評価

ザ・ビッグ・ワン(1997年製作の映画)
3.6
22年前の作品だけど、古さ感じず興味深い。新刊出版に伴い、講演・サイン会で50日間47都市を回ることになったマイケルムーアが訪れた地域での問題に向き合うドキュメンタリー。大企業の工場で働く地方都市の労働者。本部からビデオで知らされる突然の工場閉鎖。解雇、低賃金、等で憂う労働者の声を拾い上げ企業に痛烈に物申していく姿勢がいつも好感。常に検証と結果をオープンにし、作品として公開してるのもいい。小さな町の本屋の従業員が口にした適当発言でさえも全て検証していく笑
ミルウォーキーにある車の内装部品を製造する大手企業は、更に儲けるため人件費が安いメキシコへ(当時で時給80セントで雇うらしく‥え?(゜o゜;)80セントって‥。ミルウォーキーから撤退。解雇日前日に従業員へ通達し大量解雇→マイケルムーア企業へ乗り込む→担当者へお宅の会社の経営状態が心配です。街から撤退しないといけないほど経営が大変なんですね。と代表にメキシコの労働者の時給80セントの小切手渡す。&繁栄していても労働者を簡単に切り捨てるミルウォーキー最大のレイオフ賞の賞状を手渡し。ワハハハ。
ナイキへも乗り込み会長にガンガン斬り込んでいき痛快でした。
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