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君よ憤怒の河を渉れのliftmanのレビュー・感想・評価

君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)
3.2
個人的なことですが随分昔、結婚寸前までいった女子と最後に観た映画がクリスマスシーズンにやってた東映作の北京原人で、すっかりサムい内容に落胆してしまい、関係の冷え込みに拍車がかかった覚えがあります。
たしかその監督が佐藤純彌さんで、それ以来ぶりに佐藤作品を鑑賞。

そうかこのころからなにかと片鱗はあったのかと。
冒頭から太陽に吠えろの豪華スピンオフみたいな出だしにテンション上がりますが、セスナのあたりからだいぶ雑になってきて、かなりツッコミどころ多いです。
ストーリーは持って行きようによってはいい社会派になりそうなのに、そこにかなり派手なの強引にぶっこむからなかなかスゴイ。当時はそこは置いといて盛り上がったのかなー。
音楽のセンスがないのが致命傷だと思いましたが、今やこの昭和テイストかえって貴重かも。
ジョンウーもせめて音楽だけでもなんとかリメイクしたいと思ったのかしら。

それでも健さんといい、原田芳雄さんといい、素晴らしい役者さんがそれなりにやれてるんだから、昭和って面白い時代だったんたなと思いました。
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