鳩サブロー

君よ憤怒の河を渉れの鳩サブローのレビュー・感想・評価

君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)
-
昭和の王道のような映画…雰囲気は『人間の証明』に近いかな。

出てる俳優がとにかくいい。高倉健は言わずもがな、原田芳雄は飄々としつつ、雄臭を上品に放っている。杉野良子はなぜか惹きつけられる、奥ゆかしい魅力がある。田中邦衛はズルい、原田芳雄に「とぼけたツラしやがって」って言われるだけでおもしろい。倍賞美津子、一瞬だけど、かわいかった。大滝秀治はさっぱりとした演技でステキだった。

なんかもうストーリーは二の次な映画かもしれない。ストーリーかき消すぐらい、俳優の魅力が溢れた映画です。