ジョーン・クロフォードとクラーク・ゲイブルがいかなるやり取りを繰り広げようとも全く心を動かされることはなかったが、リハーサルのシーンでフレッドアステアが軽くステップを踏むだけで一気に格が上がったのを感じた。
アステア出演のオープニングナンバーと最後のレヴューだけはめちゃめちゃ良かった。
狂乱の20年代を通してどんどん短くなったとされるスカートだが、今作ではもはやシャンプーハットのような代物に変わり果てており、尻丸出しで踊っていたのには驚いた。バーレスクモチーフということもあって、プリコード期のミュージカルの中でも特に衣装が際どかったのが印象的。