LEE

ヒットマンのLEEのレビュー・感想・評価

ヒットマン(1998年製作の映画)
4.2
李連杰、ハリウッド進出直前の一本を久々に鑑賞
思った以上に楽しめた作品だった


当初の脚本ではプロフェッショナルな殺し屋李連杰がターゲットの幸せな暮らしを見てしまいプランが狂うという本作の遊園地のシーンをもっと掘り下げたシリアスな作品だったらしい
しかし興行を意識してアクションを増やしてコメディも増やして…とした結果今のものになったとか(トンワイのインタビューより
でも出来上がった作品はこれはこれで楽しい作品に仕上がっていて個人的には満足!
そもそもよく考えたらクールな役やカンフーマスターの役が多かった李連杰が田舎者っぽいとぼけた役をやるのが新鮮で、意外にもそういう演技も上手くてハマっていた
あと実は現代香港の街を舞台にした李連杰の映画は少ないので(大体清とか大陸本土とかが舞台のイメージ)それも中々レアで面白い反応を起こしていた
バディものとしてもボケの方が有能という珍しいパターンで楽しい(ラッシュアワーとかみたいにツッコミが実力者パターンが多い
そんな感じで色々と細かく見てみると斬新なことが多くて楽しく感じた理由が明確になった


アクションはヨリのカットが多かったり、カットをいつもの李連杰映画より割っていたりとこちらもいつもと違う感じ
李連杰が怪我をしていたこともあってかこのような結果になったと思うんだけど、モノを多用したりしてこれはこれで楽しいものになっていてヨシ!
特に光る指輪を使う敵とのアクションは面白かった


李連杰の映画の中では隠れた作品ではあるが、普段の李連杰のイメージとはまた違った彼の一面がうかがえる面白い一本
オススメ!
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