幕のリア

ターゲットの幕のリアのレビュー・感想・評価

ターゲット(2010年製作の映画)
3.6
このジャケからは想像できないポップな仕上がり。
サイモン・ペッグが出ていて、露出イメージが違ったら、おそらく十倍以上の人に届いていたでしょう。

まあ、なんて事ないクライムコメディなのですが、役者を見てるだけで楽しい、ハマる人にはどハマりするだろう作品。

ビル・ナイが、一子相伝殺し屋名家の年老いた跡取り。
冷酷かつ華麗な殺しは見られませんが、英国紳士の立ち振る舞いや着こなしが流石。

そのビル・ナイに命を狙われる詐欺師であり生まれついての泥棒猫にエミリー・ブラント。
過去見た作品では、力強さまたはメンヘラを演じる姿しか知らなかったので、今作の目まぐるしい表情の変化は新鮮で楽しい。
ただし、何故かファッションが激烈にダサいのはご愛嬌。

ひょんな事から意外な才能を発揮をするハリポタのロン君。
強さも弱さも併せ持った良い役者ですね。

自信なさげな小っちゃいおっさん役が得意なマーティン・フリーマンは、今作ではニヒルな口元が堪らん冷徹な殺し屋を好演。

端役ではありますが、「マンアップ」でキモメンを好演していたロリー・キニアも発見。

休日の暇潰しに持ってこい。
いずれかの役者さんが気になった方は是非ご覧ください(^^
幕のリア

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