カント

ヴェネツィア・コードのカントのレビュー・感想・評価

ヴェネツィア・コード(2004年製作の映画)
3.9
邦題で損しています。

邦題タイトルこそ「ダヴィンチ・コード」のパクリだけど、原題は「テンペスタ」で立派はアート・ミステリー。

アカデミアン美術館に所蔵されたジョルジョーネの名画テンペスタ。
主人公ドノバンが、テンペスタを鑑定に来たらテンペスタが盗まれてしまう。

X線、斜光鑑定、画材の分析など、現実に鑑定士が行う作業をキチンと描写していて美術ファンも納得の映画。

ヴェネツィアらしいマスカレードは素晴らしい。
道幅の狭い街並みを追うシーンは少々退屈。

ラストのバッドエンドが2回重なるのが見ていて哀しかった。
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